栽培日記2005.1〜

収穫に向けてのおおまかな作業の記録です。

栽培上でのこだわり 山田農園では、土の状態に気を配り、有機肥料を使用し、土壌改良も行っています。 また、農薬をなるべく使わないように、酸性水を導入しました。 どうしても病気や虫が来てしまう時に使用する農薬は、 量・濃度・回数を出来る限り減らすようにしています。 皆様に少しでも安心な果物を提供するために、頑張っています。
	梨	ブドウ、その他
2005.1	○秋に落ちてしまった葉っぱを、肥料として園内へすき込み ○剪定開始 　→去年の夏から伸びまくった枝を切り、次の年からも美味しい実をつけ、作業しやすくなるようにします。
2005.2	○新高剪定作業	○ピオーネ剪定
2005.3	○豊水・幸水剪定 ○剪定した枝を園外に出し、消却 ○剪定した木は病気が入り易いので、殺菌剤を塗る ○本格的に草が生える前に除草剤を撒く。
2005.4	○新高に肥料をやる。 ○摘らい 　→まだツボミの段階から、実をつけないところは取ってしまいます。 ○花粉とり 　→新高、豊水、幸水は自家受粉しないので、ヤーリー、ツーリーの花粉を、受粉用に採取します。 ○花粉つけ 　→上記で取った花粉を、つけます。 ○防除（２回。うち酸性水防除１回） ○予備摘果 　→実が付き始めたころ、梨を大きくするために余分な実を取ります。	○ビワ摘果 ○ピオーネマルチ被覆 　→ブドウの木を暖かくし、雨を防ぐために、ビニールで屋根を作ります。 ○ピオーネ敷きワラ 　→木の周りの草を防ぎ、乾燥を防ぐために、稲ワラを木の周りに敷きます。 ○ビワ袋かけ 　→大きくなり始めた実を鳥や虫、病気から守るために、袋で覆います。 ○ピオーネ防除（１回） ○本格的に草が生える前に除草剤を撒く。
2005.5	○新高　酸性水・キトサン散布（４回） 　→今年は、防除効果のある酸性水にキトサン（カニやエビの殻から生まれた物質）を加え、防除効果を増大させています！（実験中） ○摘果・摘らい ○畦草敷き 　→畑の畦（周り部分）に、雑草を防ぐために草を敷きます。 ○アルカリ水散布 　→酸性水を発生させる時に出る、木を元気にするアルカリ水を散布します。 ○防除１回 ○除草１回	○ピオーネ芽かぎ ○ピオーネ摘穂、摘房 　→今後、実をつけない房を切り落とし、数を減らします。 ○ビワ袋かけ ○デラウェアに第１回ジベレリン処理 　→ジベレリン処理は、房を植物ホルモンのジベレリン液につけ、種なしにし、実を大きくします。この処理は２回必要で、１回目の処理で無核化します。 デラウェアは早生の品種で、赤く小さな実をつけます。 ○ピオーネ、すもも防除２回 　（酸性水、キトサン、農薬の混合） ○すもも摘果 ○ピオーネ枝の整理、巻き付け
2005.6	○切った枝の整理（消却処分） ○有機肥料をやる ○新高、あたご袋かけ ○防除２回（キトサン・酸性水） ○防除１回（キトサン・酸性水・農薬の混合）	○ジベレ リン処理１回目 　→それぞれのブドウの開花時期に合わせ、処理をします。 ○キウイにフルメット処理 　→キウイの果実を大きくする効果を持つ。植物ホルモンのサイトカイニンに似せて作った合成物質。 ○りんご　袋かけ ○デラウェア　袋かけ ○ぶどう　摘粒 　→粒を大きく、大きさも揃えさせるため、ブドウの粒を間引きします。 ○ジベレリン処理２回目 ○ビワ出荷開始！！ ○ピオーネ　切った枝の整理（消却処分） ○すもも防除１回 ○ピオーネ防除１回（キトサン・酸性水・農薬の混合）
2005.7	○新高梨・幸水・豊水　下草刈り 　→梨の木の下に生えている草を刈ります。 ○新高梨防除１回（キトサン・酸性水） ○他梨防除１回	○玉直し 　→形よく、見た目よいブドウにするため、粒の切り取りなどを行います。 ○ピオーネ　袋かけ ○すももサンタローザ出荷開始！！ ○コールマン（遅い品種）摘粒 ○コールマン　袋かけ ○下草刈り ○防除２回
2005.8	○あたご梨　玉吊り 　→梨が大きくなって重みで落ちないように、ヒモで木にくくりつけます。 ○新高梨・その他梨　下草刈り ○愛甘水収穫開始！！ ○梨防除１回（酸性水） ○新高梨防除１回（酸性水・農薬の混合） ○幸水梨収穫開始！！ ○新高梨　玉吊り 《新高梨》 《幸水梨》	○ピオーネ　下草刈り２回 ○デラウェア収穫開始！！ ○ピオーネ収穫開始！！ 　→美味しいのはもう少し先です。９月に入ってから。 ○りんご収穫開始！！ ○ピオーネ防除2回（酸性水・キトサン）
2005.9	○台風１４号通過のため、新高梨約300個落果 ○豊水梨収穫開始！！ ○新高梨　下草刈り	○ぶどうまつり開催
2005.10	○新高梨収穫開始！！	○ピオーネ元肥、土作り 　→来年も美味しい実をつけるよう、栄養素を補給し良い土にします。
2005.11	○あたご梨収穫開始！！ ○新高梨　落葉整理 　→冬が近づき、落ちてしまった葉を、土にすき込みます。	○キウイフルーツ収穫 　→キウイフルーツは、収穫後すぐには食べられません。リンゴ等と一緒に密封し、軟らかくなったら食べ頃です。
2005.12	○晩三吉収穫開始！ ○新高梨　元肥（有機堆肥含む）

（水）水和剤【水に溶かして使う・粉状】
（フ）…フロアブル【どろどろ液体状】